タスク管理
概要
研究テーマに関する専門知識や高度なスキルを身につける前に、タスク管理能力を身につけましょう。
タスクとは
- タスクとは「ゴール」を達成するためにおこなう作業のことです。
- したがってすべてのタスクにはゴールと呼べるような明確な「終了条件」を設定します。
アウトプット重視
- 研究におけるタスク設定ではアウトプットを重視します。
- したがって終了条件の多くは、目で見える成果物を作成することになります。
- 良い例)ゼミノート、文献レビューノート、リスト、メモ、プログラム、図解
- 悪い例)○○を読む、○○を学ぶ、○○を考える(→目に見える成果がない!)
タスクアプリの活用
- タスク管理にはタスクアプリを活用しましょう。
- 例)Microsoft 365のPlannerやTo Doアプリ、スマホのリストアプリ
タスクの大きさを工夫しよう
- タスクを作成する際には、その大きさ(=完了にかかる見積もり時間)に注意しましょう
- 適切なタスクの大きさは、1~1.5時間ぐらいで完了するサイズです
- そうすると1日に複数個のタスクを完了できて、モチベーションアップになります!
- 何日もかかるタスクは分解する習慣をつけましょう
- 大きすぎるタスク設定
- 論文を3本読んで文献レビューを書く(←いつまでも終わらない)
- 分解したがまだ大きいタスク設定
- 論文1を読んで文献レビューを書く(←一日で終わらない)
- 論文2を読んで文献レビューを書く
- 論文3を読んで文献レビューを書く
- 進捗がサクサク生まれるタスク設定
- 論文1の序論を読んで、メモを取る
- 論文1の○○を読んで、メモを取る
- ・・・
- 論文1の文献レビューを完成させる
- 大きすぎるタスク設定
手を動かすタスク、頭を動かすタスク
毎回のタスク管理において、以下の2種類のタスクが混在するように心がけましょう。
- 頭を動かすタスク:論文などを読んで知識を増やす、アイディアを整理する、文章を書く
- 手を動かすタスク:様々なツールやシステムの使い方を習得して、試してみる
時期によってはどちらかに偏ることがあるかもしれません、もう片方も少しだけ混ぜるようにしましょう。